Building Network and Services
やや柔軟性のあるWebサーバ に沿って進めます。
今回は静的コンテンツだけでなく動的コンテンツを送り出す実習。
多くの(実用的な)Webサイト(を支えるサーバ環境)では、
図のようにWebサーバ機と別にアプリケーションサーバを動作させることが多いが、
多くのWebサーバソフトウエェアが動的にプログラムを呼び出す仕組みを内包していて、 (Webrickでも一応可能なので)ここではWebrick を通じて実習を行う。
右図のようにWebサーバでは稼働しているコンピュータ内の一部のフォルダツリー がコンテンツとして提供される。WebrickではWebrick(を含むプログラム)を 起動した時にカレントフォルダがデフォルトのドキュメントルートとなる。
手順: 1. プログラムを用意 (Ruby版 とシェル版 の例を提示する)
#!/usr/bin/ruby
puts 'Content-type: text/plain'
puts
puts 'ok 見えましたね'
#!/bin/sh
echo 'Content-type: text/plain'
echo
echo 'ok 見えましたね'
これらをテキストエディタで編集し、拡張子 .rb または .cgi
で保存する。
サーバ wwws の適当なディレクトリにアップロードする(FileZilla などの 転送ソフトウェアを使うことが必要)
サーバに置いた当該ファイルのパーミッションを 755 に変更する。
呼び出してみる
http://wwws.nagano.ac.jp/j00000/xxx/yyy.cgi
上記のプログラム例だと表示される内容は毎回同じなので 実質的に静的コンテンツに等しいものにしか見えない。 これだと面白くないので、何か毎回違う結果が変えるようなコードが 書けるといいだろう(たとえば右図のようなコード)。
コマンドプロンプトで(場所=カレントフォルダは今日は問わない)
まずは動作確認
ruby -v
gem -v
Rails をインストールしておく
gem install rails
rails -v
やや柔軟性のあるWebサーバのページを参考に、 Webrickを使ったプログラムを動かしてみて下さい。 どこまでできたか(と、その結果を)報告ください。
上記の(Rails使用の)準備をしておいて下さい。問題なくできたかどうか報告下さい。
Railsをインストールするためには、Rubyの処理系に加えて、 Development-kit(ネイティブコードの コンパイルができる道具立て)が必要になります。なので、
して下さい。
上記をインストールしたら、コマンドプロンプト(管理者でなくていい)で、
ridk install
と入れて、1,3 を入力(多分デフォルト値)する。
その作業のあと gem install rails
でインストール。