Ruby の特徴(まとめと補足)

逐次 これまで(第3回まで)に見てきたプログラム例から、以下のような、 Rubyの特徴(或いは、RubyやPythonを契機に広まった、最近のプログラミングスタイルの 特徴と考えてもいい)を、理解していこう。

関数が主役

自由度が高い

これは長所でもあり短所でもある、と言えるだろう。

  1. 関数の引数
  2. 値の受渡し:以下の2つの方法を組み合わせて使う。
    (実際にはこれに「メソッドチェーン」と呼ぶ流れが加わりさらに複雑化するが詳細はいずれあらためて)
  3. 真理値の扱い: 真理値
  1. 繰り返しの記法が2パターン
    1. 構文による(for, while など;右図の上半分)
    2. メソッドとして: 前述の Integer#times もループの記法だし、 List, Array, Range などの(Enumerableモジュールを継承した者が多い)クラスの メソッド(その代表が .each)による繰り返しがよく使われる。
  2. その他、コンパクトな書き方を支援する工夫
    1. 代入式(演算子 ’=’)が値を持つ
    2. 特殊な変数(の1つとして)$_

オブジェクト指向

クラスとメソッド

(まずは歴史的に眺めてみる)

プログラミング言語では

クラスとインスタンス